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日本VSスイス テレビ放送時間とメンバー、見どころ

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日本時間の明日6月8日(金)26時(深夜2時)から、日本代表のテストマッチスイス戦が実施されます。会場はスイス国内で、久々の完全アウェーマッチ。

12日のパラグアイ戦は中立地ですから、アウェーの雰囲気を感じてどの程度自分たちのプレーや意図が表現されるのか、注目です。

今回は、日本対スイス戦のテレビ放送時間やスイス戦の概要をまとめておきます。

 日本代表VSスイス戦 情報まとめ〜目次〜

 

日本対スイス テレビ放送予定・時間

 

日本対スイス戦は、NHK総合テレビで生中継予定です。時間は8日(金)深夜2時。26時という時間になります。


放送時間:2018年6月9日(土) 午前1:50~午前4:00 [金曜深夜](130分) 
出演者:【解説】福西崇史,【アナウンサー】鳥海貴樹,【リポーター】横井健吉

 

なぜか”爽やか893”と呼ばれている福西崇史氏の解説です。福西さんの解説って一つ一つ長ったらしくて聞きづらいんですよね。

アナウンサーは、ソチ五輪フィギュアスケート女子フリーを担当した「これが浅田真央ですっ・・・!」でお馴染み鳥海さんです。

 

日本対スイス戦 会場

 

会場は現地スイスです。スタディオコルナレド。

完全アウェーではあるのですが、収容人数6,000人という話もあり、そこまで大きな会場ではないのかもしれません。

 

日本より2日早い17日(日)に初戦を迎えるスイス代表。

ブラジルと同じ組に入っていていきなりブラジルと激突します。しかし、このグループは他にセルビアコスタリカですので、グループEを二位で通過するのではないかと予想されています。

 

スイス代表って強いの?

スイス代表は、強いです。強みは長くこのチームで戦って来た経験に基づく、よくオーガナイズされた守備と攻撃、と言えると思います。先日行われた親善試合でも、スイス代表はスペイン代表と試合を行い、1−1で引き分けています。

3月の親善試合では、パナマに6−0と快勝。FIFAランクはまさかの6位です。

超強いじゃないすかw

 

また、日本代表と同じグループのポーランドですが、2016EUROではベスト16で激突。ポーランドが先制しスイスが猛攻を仕掛ける中、ついに追いつき、結果PKで負けるという試合がありました。

ポーランドを押し込んだスイス。ふむふむ。

それから2年経過はしていますが、その頃からコンパクトで組織的なスイスのサッカーは更に進化しています。っていうか強いです。

 

スイス代表の基本戦術・フォーメーション、キープレーヤー

スイス代表は4−5−1システムを採用するものと思われます。

両ワイドがインサイド目に入ってきて、スムーズに縦に出てくる両サイドバックが縦に早い攻撃を仕掛けてきます。両ワイド・両サイドバックが一つのストロングと言っていいでしょう。

特にツバー・シャキリの両ワイドはサイドで力を発揮してきますし、両サイドバックミランユベントスのコンビ。
特に左サイドバックミランリカルド・ロドリゲスアーリークロスが高精度、リヒトシュタイナーもパワフルに上下動を入れて揺さぶってきます。

 

ただ、キープレーヤーと呼べる存在は、なんと言ってもその中央に位置してコントロールするゲームメーカー・アーセナルのジャカです。

超高精度のフィードと、変幻自在のプレーで売り物のサイドプレーヤーに正確なパスを通して来ます。彼が間違いなくスイス代表のキープレーヤーといえるでしょう。


全体的にコンパクトでソリッドな現代サッカーを仕掛けてくるスイス。

守備面でも、中央を締めてコンパクトなブロックを作り、サイドに展開した所を前からはめてくるモノと思われます。

日本代表のキープレーヤーは?

生まれ変わった「自分たちのサッカー」流パスサッカーの中心は、どう考えても大島僚太以外にはありえないです。

360度変幻自在のボールコントロールとボディフェイクで時間を作る大島僚太が、スイスのプレスを交わすキーマンとなりそうです。


トルシエ氏が「無駄なパス」と評した西野ジャパンのサッカーですが、大島僚太が入る事で縦にも横にも裏にも、パス回しの中から効果的なパスが出てきます。

また、ロストのリスクが高い宇佐美や本田が低い位置に落ちてくる事を避ける意味でも、後方で大島僚太がボールを動かせれば、日本の時間帯は増えるでしょう。


欧州式プレッシングは万能かのような記事を見かけますが、90分同じポテンシャルでできるはずがありません。

運動量ではアジア、とりわけ日本代表のほうが多いと思いますが、その日本人ですら、加茂周監督が90年台中盤に「ゾーンプレス」を掲げ、90分間前園などが前から走り倒してましたが、結果やめました。

 

日本人ですら持たないのですから、比較的活動量に時間帯による波が大きい欧州の国々で、90分間続けるのは不可能だと私は思います。

そういった展開で相手の足を止める意味でも、大島僚太の出来が日本のゲーム展開を楽にするかきつくするかを決める事になるでしょう。 

スイスに弱点はないの?

スイスの弱点はなにかといえば、まずキープレーヤーのジャカであるという指摘がよくなされます。このジャカなんですが、守備的センスがあまりにも宇宙的なのです。

 

基本的な守備動作やマーキングのポジショニングがいまいちで、前からはめ込んでいく時も当然参加するのですが、度々剥がされちゃう原因にもなってしまいます。

また、世界の強豪と比べると、前線のストライカーがそこまで化物ではないということも一つの弱点といえるでしょう。誰が出てくるか、正直定まっていません。

 

日本対スイス テストマッチとしてのポイントは?

日本としては、当然スイスは「欧州スタイル」の練習相手であり、仮想ポーランドということになります。フォーメーションも、相手の1トップに対して4バックを当てて行く想定でトレーニングをしていたようです。

前からはめ込むのも、後ろでリトリートするのも想定していたようですが、サイド攻撃に関しては日本代表は比較的対応力があると考えられます。

 

仮想ポーランドとしての効果は?

 

むしろ、仮想ポーランドということを考えると、レヴァンドフスキほどの強力なFWがいる、とは言えないので、どこまで参考になるか怪しい所ではあります。

ただ、レヴァにボールを入れさせないシュミレーション、そして、ガーナ戦ではほぼ手を付けていなかったと思われるフィニッシュのコンビと守備のオーガナイズを少しでも表現できるかといった所は見ることができそうです。

スイス代表のメンバー

スイス代表は、欧州主要リーグで活躍する選手を当然ですがたくさん抱えています。上述したキーマンでもあるジャカについては、残念ながら今回は怪我で欠場する見込みとのことです。

ただ、ジャカがいないとなれば、逆に良い守備組織を相手に練習ができる可能性はありますね。どのようなメンバーで来るかも注目です。

GKはゾマー、ビュルキといったブンデスで実績のあるキーパーもいますね。ただビュルキはミスもあるので、どうかな、といった印象です。

GK
1 ヤン・ゾマー(ボルシアMG)
12 イボン・ムボゴ(ライプツィヒ)
21 ロマン・ビュルキ(ドルトムント)

▽DF
2 ステファン・リヒトシュタイナー(ユベントス)
3 フランソワ・ムバンジュ(トゥールーズ)
4 ニコ・エルベディ(ボルシアMG)
5 マヌエル・アカンジ(ドルトムント)
6 ミヒャエル・ラング(バーゼル)
13 リカルド・ロドリゲス(ミラン)
20 ヨハン・ジュルー(アンタルヤスポル)
22 ファビアン・シェア(デポルティボ)

▽MF
8 レモ・フロイレル(アタランタ)
10 グラニト・ジャカ(アーセナル)
11 バロン・ベーラミ(ウディネーゼ)
14 シュテフェン・ツバー(ホッフェンハイム)
15 ブレリム・ジェマイリ(ボローニャ)
16 ジェルソン・フェルナンデス(フランクフルト)
17 デニス・ザカリア(ボルシアMG)
23 シェルダン・シャキリ(ストーク・シティ)

▽FW
7 ブレール・エンボロ(シャルケ)
9 ハリス・セフェロビッチ(ベンフィカ)
18 マリオ・ガブラノビッチ(ディナモ・ザグレブ)
19 ヨシップ・ドルミッチ(ボルシアMG) 

 

日本対スイス 日本代表の見どころは 

日本代表のオーストリア合宿でもいよいよ本格的な戦術練習が始まったようです…って間に合うんすかね。

とりあえず、マスコミへの情報統制も明らかに始まってきた様子が伺えます。そんな中この試合では4バックの相手を想定した守備の確認、並びにガーナ戦では個人頼みが多かった用に見えた攻撃面での改善が求められます。

スタメンは、本田をトップ下に置き、両ワイドに宇佐美原口のデュッセルコンビを置く形がテストされるモノと思われます。

 

日本代表の懸念、不安点は?

ガーナ戦でも指摘されていましたが、宇佐美と本田が並ぶと裏への動きが少なくなり、足元への要求が増えて狙われやすいのではないか、という点が気になります。

原口も、足元にボールをもらいたいでしょうから、裏へのスプリントをメインにする選手ではありません。大迫も下がってきてボールを受ける癖があるので、果たして誰が裏に出るのかといった所が不透明です。

また、香川真司乾貴士のテストの場にもなりそうです。現状では香川や乾は展開を変えるために投入される可能性が高そうです。逆にこっちがスタメンになる可能性も否定はできません。西野さんは最後の最後まで何をしてくるかわからない不気味さもあります。

 

また、ボランチコンビも4バックにすることで長谷部と大島のコンビになりそうです。

ガーナ戦では山口がなんで代表に選ばれたのかさっぱりわからないレベルでしたから、このボランチコンビへの期待も高まりますし、相手の足が止まれば、ガーナ戦で良いフィーリングを見せていた大島柴崎といったコンビも考えられるのではないでしょうか。


また、CBは昌子がテストされる可能性があり、GKも好調の東口を試す可能性がありそうです。昌子は4バック要員として、ドリブラーへの対応が優れていますので、吉田の弱点を補強する意味があるのかもしれません。

 

親善試合とはいえ、内容が問われる一戦。

 

ワールドカップのGLは、不利な立場ほどより不利になっていきます。特に初戦で勝ち点を取れなかった場合、残り2戦は追い込まれますから、まずターンオーバーなどがしにくくなります。

前回大会もそうでしたが、3戦目はみんなヘロヘロです。コロンビアですら何人かメンバーを変えても前回対戦はヘロヘロでした。そんな中でも攻めなければならなかった日本代表が先にガス欠をしたのは、致し方ない部分といえるかもしれません。

スイス戦は3戦目のポーランド想定と考えれば、いわゆるAチームじゃない編成を出してくる可能性もあります。3戦目を意識したメンバーで、何ができるか、何が問題かを試す意図です。

 

何れにせよ、ガーナ戦は戦術練習もミーティングもさほどしていない状況だったということもあったと思います。スイス戦は、意図したオーガナイズや切り替え、連動ができるかを試す事に重きを置くでしょうから、結果以上に内容が問われます。

 

あまり親善試合と言っても、直近の試合の結果は重要になります。もっと頑張らなきゃいけないという気持ちで本大会に入っても、3試合目の最後まで持たないからです。

そういう意味では、良い成功体験や収穫を得て、ビハインドの状況で冷静さを失ってがむしゃらになりすぎない為にも、いい内容で終える必要があります。

 

金曜日深夜の非常に見にくい時間帯ですが、非常に注目が高まる一戦です。

 

ちなみに、私は仕事があるので、見ないで寝る予定です。

 

スイス戦楽しみにしたいと思います。