代表ロシアワールドカップが14日に開幕を控えて、日本代表もいよいよ残す所テストマッチはパラグアイ戦を残す所となりました。
この記事では、スイス戦の悲しい記憶も忘れて、パラグアイ戦に切り替えてテレビ放送予定、見どころなどをチェックしていきたいと思います。
マスコミ中心に語られている日本代表の情報には、芳しいものは少ないですが、今回は見やすい時間の試合となりますので、興味がある人のない人も、まったりと西野さんの困り顔を見て萌えましょう。
この記事の目次
- この記事の目次
- 日本対パラグアイ テレビ放送スケジュール・放送概要
- 試合会場・スタジアム情報
- 日本対パラグアイ パラグアイの特徴とメンバー、予想フォーメーション
- パラグアイ代表 登録メンバーリスト
- 日本代表予想スタメンとフォーメーションは?
- 日本代表予想スタメン記事をまとめると
- 日本代表対パラグアイ代表 日本代表の課題
- 日本代表は選手間でのディスカッションを頻繁に行った
- 香川が言う「バイタルで崩す」の可能性は要チェック
- 香川投入後、彼らが考えていた事は
- 西野監督は最終的にどのユニットを選ぶのか
日本対パラグアイ テレビ放送スケジュール・放送概要
今回は、日本テレビでの放送になります。日時は6月12日。現地時間の午後3時5分。
日本時間の22時05分キックオフとなります。
テレビ放送予定はこちら。NTV日本テレビ系で放送となります。
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(引用元)
<放送概要>
サッカー国際強化試合「日本代表×パラグアイ代表」
2018年6月12日(火) 22時00分~24時05分
- 解説 都並敏史(元日本代表DF)、北澤豪(元日本代表MF)
- 実況 田中毅(日本テレビアナウンサー)
- リポート 田邊研一郎(日本テレビアナウンサー)
解説は、ハリル解任支持派のJFA理事、北澤豪さんと、オフトジャパンの狂気の左サイドバック、都並敏史さんです。
試合会場・スタジアム情報
今回の試合もオーストリアで行われます。ただ場所はインスブルックに移動します。
スタジアムは、スイスとの試合よりもぐっと大きくなり、約3万人収容の チボリ シュタディオンだそうです。
今回の会場は3万人収容ということで、スイス戦より大きな会場にはなりますが、何しろ日本とパラグアイの試合で平日の午後となりますので集客は不透明ですが、相手ベテラン選手の引退試合を兼ねているという情報もありますのでどうなんでしょうね。
日本対パラグアイ パラグアイの特徴とメンバー、予想フォーメーション
パラグアイは、ジャンクスポーツでも御覧頂いた通りですが、おなじみ2010年南アフリカW杯ベスト16でPK戦の末、駒ちゃん涙のPK失敗により破れた相手。その頃からそうでしたが、粘り強い守備と精度の高いカウンターが武器の南米の国です。
今回のワールドカップ予選では、惜しくもペルーの躍進の前に出場権を逃しております。今回のメンバーは、次のワールドカップを見越したメンバーですが、W杯予選のメンバーも結構重鎮が参加してくるようです。
パラグアイ代表の南米予選・コロンビアとの戦い
ちなみに南米予選では、パラグアイはコロンビアとも対戦しております。
直近では2017年10月5日。コロンビアのホームで対戦。
試合は、79分にファルカオのゴールでコロンビアが先制するものの、89分にカルドーソ、92分にサナブリアのゴールで逆転勝ちしています。
パラグアイは比較的守備の硬いチームで、アルゼンチンともブラジルとも引き分けるような守備の硬さを持っています。南米予選出場チームではペルーより平均失点は少ない5位です。守備のチームでもありますが、南米のチームですから当然正確な技術で制度の高いカウンターアタックを仕掛けてくると思われます。
西野監督に言わせれば、スイス戦が仮想コロンビア、ということでしたが、パラグアイはリアルには「コロンビアに似たタイプの戦い方で前線がちょっと劣る」、ぐらいのチームと考えて間違いなさそうです。
2016年の10月の対戦では、コロンビアがパラグアイホームで0-1で勝利しています。
この時は、バッカ・ムリエル・クアドラードの3トップにハメス・ロドリゲスが欠場して、サンチェス・アギラール・バリオスの中盤で4-3-3でした。
その後の2017年の対戦では、コロンビアは左にカルドナ、右クアドラード真ん中にファルカオでトップ下ハメス・ロドリゲスという、ベストメンバーでした。
今回左サイドバックのファブラが大怪我をして離脱したというニュースが有りましたが、ファブラもでている正真正銘のベストメンバー。でも負けちゃったんですね。
一方で先日はフランスに勝ったり、コロンビアもよくわからないチームですが、どちらかと言えば堅守速攻型ではあるので、守備の硬いパラグアイには苦労するのかも知れません。
パラグアイ代表の基本フォーメーションと注目選手。
フォーメーションは4141か442を基本として、中心選手はW杯予選背番号7のレスカーノ。残念ながら今回は招集されていません。
ただ、結構良いメンバーが揃っています。最終ラインのバルブエナバルデスとミランのグスタボ・ゴメス、中盤には上海申花のオスカル・ロメロ、やアンヘル・カルドーソ。
FWではコリンチャンスのアンヘル・ロメロやコペンハーゲンのフェデリコ・サンタンデール、ベティスのアルナルド・サナブリアがいます。
ベティスと言えば、乾貴士。今年からチームメイトになるプレーヤーですね。
パラグアイ代表 登録メンバーリスト
監督
グスタボ・モリニゴ
選手
GK
1 フスト・ビジャル(ナシオナル)
12 アルフレド・アギラル(オリンピア)
22 ヘラルド・オルティス(ソル・デ・アメリカ)
DF
4 ファビアン・バルブエナ(コリンチャンス/ブラジル)
5 ブルーノ・バルデス(クラブ・アメリカ)
13 フニオール・アロンソ(リールOSC/フランス)
3 グスタボ・ゴメス(ACミラン/イタリア)
2 アラン・ベニテス(リベルタ)
14 フアン・マルセロ・エスコバル(セロ・ポルテーニョ)
MF
10 ウィリアム・メンディエタ(オリンピア)
6 リチャル・オルティス(オリンピア)
21 オスカル・ロメロ(上海申花/中国)
16 ロベルト・ピリス(CAサン・ロレンソ/アルゼンチン)
8 アンヘル・カルドソ(リベルタ)
17 アレハンドロ・ロメロ(ニューヨーク・レッドブルズ/アメリカ)
15 リチャル・サンチェス(オリンピア)
FW
20 アントニオ・バレイロ(リベルタ)
9 フェデリコ・サンタンデール(FCコペンハーゲン/デンマーク)
11 アンヘル・ロメロ(コリンチャンス/ブラジル)
7 アルナルド・サナブリア(レアル・ベティス/スペイン)
日本代表予想スタメンとフォーメーションは?
先日のスイス戦後のテレビインタビューで、西野監督は、バックアップメンバーの出場を示唆しています。
昨日放送のやべっちFCでは、名波浩監督が「チーム作りを優先してほしい」と発言していましたが、果たして完全にバックアッパーの試合にするのか注目です。
予想スタメンは、記者や媒体によってばらつきが出ています。
サッカーダイジェスト、白鳥氏の予想スタメンでは、バックアッパーとAチームのメンバーを混ぜて、交代で使っていくのでは、と予想しています。CBも植田や遠藤は部分的に使う形にとどまり、昌子と吉田、長友と宏樹の4バックと予想しています。
また、トップ下は香川で1トップは岡崎。右ワイドには原口を選出しながらも、武藤や酒井宏樹の右ワイドMF抜擢もあるのでは無いか、と、根拠があるのか無いのかよくわからない、いつもどおりな記事を書いていらっしゃいます。
白鳥氏の予想スタメンはこちら。
白鳥氏が指摘している通り、大島僚太がスイス戦で打撲があり、直前練習を別メニュー調整していること、また大迫勇也も前半途中で腰の打撲により途中交代していることなどから、出場は回避するものと思われます。
本田、長谷部、宇佐美あたりも出場を回避するとの見方が有力です。
ここまでのテストマッチで出ていない選手を考えると、遠藤、植田、昌子、岡崎、東口、中村ぐらいですか。西野さんの口ぶりからすると、このあたりの選手はメインで出場することになりそうです。
また超サイヤ人ならぬ自称・スーパーゴリラと化して、スイス戦の2失点目のカウンターの時空気だった事から話題を変えたい、ウヤムヤにしたい、かどうかは知りませんが、金髪になった長友選手も出場すると予想されています。
その前には乾がいますから、スイス戦2点目の起点潰せずコンビで攻撃を牽引してくれる物と思われます。スーパー長友は、見た目速そうに見えるかも知れませんね。
日本代表はサブ主体 見どころは?
真面目な話をすると、香川を含めたこのユニットは、実質的にはこれまでのユニットとの比較を見る最後のチャンスと言うことになります。
単なるリザーブマッチということではなく、本番でのメインの攻撃ユニットをどっちにするか、という意味で、非常に重要なテストになるのではないか、と個人的には考えています。
現状では、クルピが関西学院にドンファンされ苦ピー中ではありますが、本田と宇佐美のユニットがしっくりこない中、一旦乾と香川で夢を見たい気もします。
また、ボランチは山口と柴崎のコンビが濃厚です。山口がどの程度フィットしているのか、また柴崎はスイス戦では時間が短く、前との意思疎通もいまいちだった事もありますので、どの程度連携が確認出来ているかも注目です。
特に、香川が間で受けようとしても、大島長谷部からなかなかいいパスをつけてもらえないと生かされないので、柴崎あたりが香川のほしいタイミングでボールを入れる事ができれば、中央も含めて攻撃が活性化する可能性はあります。
そういう意味では、結構注目の試合です。
相手は流石にスイスほど押し込んでは来ない気がするので、現状での攻撃面のアイディアや打開策を確認するヒントにはなりそうです。
逆に、これで何も出なかったら…。
本当にケイスケホンダの、ここ一番のプロフェッショナルに賭ける位しかありません。
あえてね。
日本代表予想スタメン記事をまとめると
サッカーライターの河治氏が呟いた予想スタメンはこちら。
4-2-3-1
東口
宏樹、植田、昌子、長友
山口、柴崎
原口 香川 乾
武藤
岡崎が入るという情報もありますが、実際には蓋をあけてみるまでわからないでしょう。また、CBは植田昌子という説と、吉田昌子という説があります。
フタ開けてみたら吉田槙野だったらウケますねw
また仮に岡崎が1トップに入ったとすれば、前線4枚は前から行ける4人のユニットになりますので、勝負どころで前から攻撃的に仕掛けてショートカウンターで攻めるという形のテストになるのかも知れません。
日本代表対パラグアイ代表 日本代表の課題
先日のスイス戦では、選手たちの率直なコメント・報道が終わった後沢山出てきました。
様々な選手がそれぞれに考える事を語っていて、とてもおもしろかったのですが、早速今日は槙野広報が練習外の昼食や宿舎などでも、ボードなどを使ってかなり濃厚な議論を繰り広げていた事をアピールしていました。
選手がバラバラじゃねえか!
と、大手超一流匿名掲示板で話題になったスイス戦の後のコメントを抜粋で紹介します。
これだけ認識のズレがある状況から、選手間でどれだけ深めていけるのか、という意味では、パラグアイ戦も注目ではあります。
- もっと走れるやろ(長友)
- もっと前から行けるやろ(乾)
- 危機感はありまぁす(スーパーゴリラ)
- 危機感を持ってビビってプレーするより自分たちの意思でプレーすることが大事(大島)
- 自己中はあかんやろ。まずはチームのためにやろ本田。(乾)
- ワイドに開いた時ワシ使えや逆フリーやろ(乾)
- 中央ばっかり行くなよフットサルちゃうねん外使えよ(自己中)(乾)
- もう少し前の人に速くつけてあげた方が良かったかな。(大島)
- 90分で決着をつける物。後半勝負の試合もある。(大島)
- 前への付け方にタイプによって工夫が必要だった(柴崎)
- 前が詰まってミドルが打てないときがあった(柴崎)
- カウンターを早めに潰すべき所で潰せなかったからああなった(宏樹)
- 誰が行くとかハメるとかじゃねえ。最終的にはゴールさえ守りゃ良い(川島)
- もう少し工夫して揺さぶらないと、中央のCBは崩れない気がした(西野監督)
- サイドに入った時の攻撃がうまく行っていなかった(大島)
- 攻撃時に中の枚数が足りない(武藤)
- 相手のボランチがCB間に落ちた時誰が行くのか話し合った(宇佐美)
- あのやり方では30分で死にます。(大迫)
- もっと走れないかな。(長友)
- 皆と一杯話したいです。(大島)
- (ハリル時代の含め)六ヶ月勝ってないんですよね?(長友)
- それだけ勝てていないとポジティブで良いのかネガティブに進んで行けば良いのかは自分でも答えが出ていない(長友)
- 決めないといけない。2試合結果が出せていない。危機感はある。(本田)
- ベーラミが下がった後もやりたい事は割とさせなかった手応えがある(本田)
- でも大迫はきつかったと思う。大迫はね。(本田)
- シャキリが落ちてきてボランチの近くに寄ってきてから難しくなった(本田)
- まだ猶予がある。ネガティブに考える必要はない。(本田)
- 1点取りに行く所で逆に失点してしまってる、まさにそこを整えないといけない。(本田)
- 途中から出た選手は前から行きたい、出てた選手や後ろの選手はちょっと待ってほしい。そのあたりの事を議論して、歩み寄って意思決定することになる。(本田)
- もっとバイタルを上手く使わなければならない。角とか奥までえぐって起点になったりとか。そこにもっと入り込んでいく事が必要。(香川)
- 相手がしっかり残ってる中でクロスを上げてもなかなか可能性はないのでは(香川)
- 最後の所はどう人数をかけるのか。やっぱり共有していかないと1対1だけでは難しい。(香川)
- 縦パスが入った時どう連動するか。サイドバックが食いつけばサイドが空く。フリーでクロスできるし人数も掛けられるという手応えは感じた(香川)
まとめますと、
- 前線からの守備のハメ方と相手の変化への対応
- 交代選手らが入った後に、前から行く時、行かない時の判断
- ボールを奪った後の切り替え、パスの付け所
- ボールを前に運んだ後のアタッキングサードでの工夫、コンビネーション
- 本田の出来は思っていた以上に良い?(西野)
という所が、主な論点になっているようです。
日本代表は選手間でのディスカッションを頻繁に行った
今日の報道では、宇佐美は長友や西野監督とボランチが1枚落ちた時の対応について確認したとのことでした。確かにリヒトシュタイナーとシャキリがワイド目に張ってる訳ですから前には出にくいとは思います。
特に後半は、宇佐美サイドにトップ下のフロイラーも流れてきた上、シャキリがインサイドでボールを触って、リヒトシュタイナーも高い位置を取っていたので後半の前半は結構回されてたというか、遊ばれてた印象です。
ただ後半早々に西野監督もスパッと宇佐美を乾に変えました。乾が前に仕掛けてからは、少し押し戻した感じはありました。
このあたり、宇佐美を使うなら相手の変動にスムーズに対応しなければなりませんし、かといって守備で引っ張られるだけなら宇佐美を使う意味があまりありません。
ボールを奪ったら最終サードまで出てもらって、決定力が売りですから、ぜひ最終サードでの仕掛けや素早いシュートを見たい所。
その点で、次回どの程度改善されるのか。またファーストチョイスはどちらになるのか。結構注目です。
香川が言う「バイタルで崩す」の可能性は要チェック
また、香川が指摘している点は非常に重要で、日本代表の長年の課題と言う事も出来ます。
それは、「引かれた相手を崩せない」こと。
今に始まった話ではありません。西野監督の問題ではなく、ザックの時もアギーレの時もハリルの時も。必ず引かれた相手を崩せず失点して負けたり引き分けるケースが多々あります。
もっとも、日本だけでもありません。世界の強豪国ですら、ガッチリ引かれた相手を崩すにはまあまあ苦労します。CWCのレアルもしかりです。
日本の試合の場合には、ほとんど香川が出ていたのですが、未だに香川選手の中で妙案が浮かばないようです。そろそろなんか、出ないかなあ・・・。
香川と同じ感覚やスキルを持つ選手と組んだ機会が少ない、と言うこともあるとは思います。柿谷と二人で崩したり、清武や乾と二人で崩したりした時は、香川はフィニッシュゾーンにいいタイミングで入っていけます。
スイスが日本の課題を沢山出してくれた。
また今回、スイスは多分日本を多少は研究して入ったのではないかと思います。起点となる大迫を潰す、サイド攻撃には付き合わずに中を締める、センターバックの真裏を一発でを狙うなど、結構弱点をガッツリ出してくれたような気が私はしました。
ビュルキがボールを見ず、ボールと関係ない大迫の顔面にパンチを打ち込んだ時は「コレがリアルガチか…」と思いました。ビュルキは当然ブンデスの大迫を知っています。
その後も、シェアーにガッツリ腰ボマイェを入れられて退場に追い込まれた大迫。ベーラミ落ちた後は回され放題走らされ放題で、もうダメヘロヘロ…。
なのにやべっちで中山さんに「裏に出ろ!」「感じてなきゃ意味ないんだよ!」とパワハラ気味に指摘されていたのは若干気の毒でした。
クロスの入り方などの指摘もありましたが、西野監督は会見でグラウンダーのクロスというコンセプトを持っていた事を明かしました。確かに高徳が何度か試みていましたが、長友さんは安定の真シカトでしたね(笑)。
ただ、確かに大迫がニアに入ったりファーに逃げたり、今までよりは色々な動き方の工夫をしているようには見えました。実際、本田のGK正面へのバウンドミドルも、高徳からアーリー気味にグラウンダーで大迫に入ったクロスのこぼれでした。
鍵を握るのは…原口ですよね。
また、スイス戦では右バイタルで原口が前を向いた時は、武藤本田宇佐美3人ともペナに入り込むシーンなどもありました。この試合、大体原口が前向いていい形になった時に、パスじゃなくシュートをして宇宙に飛ばすかミスしてプレーを終わらせていました。
ビュルキパンチのこぼれ球も、原口がループ狙ってキャッチされたのですが、正直横のどフリー本田に普通に出しておけば、1点入ったんじゃないか、という大チャンスでした。
この試合では原口は本当に「持ってません」でしたね。まあ、本田に美味しい所だけ持っていかれるのが嫌な気持ちは、とてもよくわかりますが。
香川投入後、彼らが考えていた事は
そうしたグズグズの展開の中で、乾香川柴崎と投入した後は、香川が言うように最終サードで何らかの工夫をしよう、という意図を感じました。
中山さんには、「クロスに対する動き出しがない」と言われてしまいましたが、おそらくアーリークロスと言うことよりも、バイタルで変化をつけるみたいな事を考えていたのではないかと思います。実際、長谷部→香川→武藤で裏に抜けるみたいなシーンが出来たこともありました。
一方で相手の2点目のシーンは、コーナーで柴崎がいいボールを入れて吉田が競った後のこぼれ球が起点でした。ペナに入らず守備要員だった乾がボールホルダーに寄せましたが、何もアプローチせず。その後、サポートに入った香川も縦パスを通されてしまいました。
いわば失点の起点を作ったのがこの二人だったので、その点は頂けません。得点を取る事を期待されて入れたのに、失点の起点になっては意味がありません。
その辺はぜひ明確な優先順位を整理してもらって、攻撃面では二人だからこそできる良さを発揮してほしいと思います。
実際には、どっちもやったらダメ、という事は無い気がします。
クロスにはクロスで中の入り方を工夫すればいいし、宇佐美もドリブルが出来ない子ではないので、中央に当ててフリックなりワンツーなりを使うならそれはそれだと思います。柔軟に判断して、何らかの形を見つけてほしいと思います。
西野監督は最終的にどのユニットを選ぶのか
西野監督は就任時に「ある程度ユニットで攻める」と言うことを語っていました。
今までの感じを見る限りでは、大迫宇佐美本田のユニットと、武藤(岡崎)乾香川というユニットが想定されている様に思います。
ただ、どのみち、重要な局面で使われるのがどっちだとしても、両方とセットになるであろう「フルタイムワーカー」の原口や流れを変えるべき柴崎が、無駄に宇宙へと放ってユニットの攻撃をする前に終わらせてしまうようでは、完成しようがありません。
これらの点も、パラグアイ戦ではユニットごとの意図した攻撃が見られるのか。脅威となりそうな絡みが見られるか注目です。
今の感じだと、明らかに大迫宇佐美本田というユニットがファーストチョイスっぽいですが、正直あんまり上手く行ってないので、果たして本番はどっちのユニットを選ぶのか、または混ぜるのか。
西野監督の決断を探る意味でも、パラグアイ戦は攻撃面に注目が集まる事になりそうです。
以上、大体目標の8千文字越えたので、流石に最後まで読んだ人はいないと思いますが、終わりにしたいと思います。長文にお付き合い頂きありがとうございました。